佐賀県鹿島市に店舗を構える「株式会社 鹿島スズキプラザ21」は、昭和36年に一軒の自転車店「藤松サイクル」からスタートしました。 昭和46年にスズキの副代理店として自動車の取り扱いをスタートし、現在は自動車販売整備業、自動車保険業、レンタカー業、EV商品販売業などを営んでおります。《お客様に安心安全なくらしを届ける会社≫を目指し、顧客様のカーライフのみならず、地域の皆さまのくらしのサポートや地域活動にも積極的に取り組んでおります。自動車(軽、軽貨物、普通車)やEV商品(バイク、スクーター、セニアカー)の試乗車もございます。また、車検・整備などはスズキ車以外も対応可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
覚悟を持って後を継いだあの日
地域のために、これまでも、これからも。
約35年前、初代社長・藤松俊郎の急逝で、大学卒業後入社した鈴木自動車株式会社(現:スズキ株式会社)を1年目で退職し、妻・洋子と家業を引き継ぎました。二代目社長となった義母・イノ子と、当時の社員と共に組織変更を行い、昭和63年4月に法人化、「株式会社鹿島スズキプラザ21」を設立。新しい船出となりました。
私自身は長崎県出身で、鹿島に来たばかりの頃は右も左も分からず、地域の方々が話す方言も理解できませんでした。鈴木自動車株式会社を1年目で退職したこともあり、知識も技術も半人前…。それでも今日まで事業を継続して来られたのは、佐賀スズキ株式会社(代理店:現在のスズキ自販株式会社)主催の勉強会、資格取得の勉強等で習得した知識のほか、営業活動、地域活動を通して、鹿島の方々との交流を積極的に行い、地域に溶け込む努力を惜しまなかった結果なのではないかと自負しています。
事業を引き継ぐ際、親戚から「ここに骨を埋める覚悟があるか」と言われたこと、「郷に入っては郷に従え」という言葉、大学の体育会剣道部で染みついた「先輩からの頼みに対する返事は〝イエスか、ハイか、喜んで〟」という教えを噛みしめながら、鹿島を知りたい、鹿島を好きになりたいと笑顔で今日まで駆け回ってきました。その甲斐あってか、公私ともにたくさんの出会いがあり、何か困ったときはお互いに助け合い、支え合える仲間ができました。
自動車は売って終わりではなく、納車したところからがお客様とのお付き合いのスタートです。お客様に「ここで買って良かった」「ここで車検して良かった」と思っていただけるようなサービスの提供を心掛けています。先日、古希を迎えられた恩師が「大切なものを守りながら挑戦を続けることが継続の秘訣だ」とおっしゃっていました。私も今年還暦を迎えましたが、会社をはじめ、鹿島というまち、安心安全なくらしを次の世代へ繋げられるよう挑戦し続けたいと思います。